こんにちは!ユナイテッドエッジの土井です。
以前は検品・梱包・発送という実務的な部分のコツを紹介しました。
検品・梱包・発送は、ネット通販において非常に重要な作業なのですが、これと同じぐらい重要な作業があります。
それは取り扱う商品に「付加価値」をつけることです。
検品・梱包・発送が、商品が購入された後に行う重要な作業だとすれば、商品に付加価値をつける事は、商品が購入される前に行う重要な作業と言えます。
今回は、 商品に付加価値をつける際、簡単にできるコツを紹介したいと思います。
目次
商品に付加価値をつけるとは?
人気商品は、「売る側」でも人気
スーパーや100円ショップなどよくある日用品、いわゆる「最寄品」や、たくさんの店舗で取り扱われ、デザインや価格を比較して買う衣料品やシューズ類の「買回品」。
これらをネットショップで取り扱うのは、 非常ハードルが高く、上級者向けと言えます。
単純に「同様なものがたくさんの場所で売られている」と言うことは、それだけ競合が多いということに他なりません。
マーケティング的な言葉で言うと「レッドオーシャン」ということになるでしょうか。
競合が多いというだけで、ハードルは一気にあがります。
商品力を上げる!
上の文章だけ読むと「競合がたくさんいる商品は、取り扱うのはやめようかな・・・」
と思ってしまうかもしれません 。
確かに、ある程度ネットショップの経験を積んだ上で取り扱った方がいい商品もあります 。
しかし、競合が多いから売れないというわけではありません。
競合が多くても、商品が売れるようにする。これを可能にするのが「商品に付加価値をつける」という作業になります。
例えば、「野菜」はスーパーマーケットや生鮮食料品ならどこでもありますよね。
しかし「無農薬」の野菜となると、どうでしょう。
なるべく安心安全な食材を買いたい人にとって、かなり「訴求力(「 欲しい」「資料請求したい」「着てみたい」といった気持ちにさせる力)」が強くなります。
「〇〇産」というフレーズも同様です。
美味しい産地のものは、それだけで訴求力があります。
その商品の特徴を上手に説明する事が、商品力を上げることに繋がるのです。
これにより、他店との差別化もでき、自分の店舗で購入してもらうための「道筋」を作る事ができます。
商品に付加価値をつけるにはどんな方法や種類があるのか?
なんとなくイメージできますよね。
簡単に言えば、よくスーパーなどでみる「ポップ(商品説明がされている紙)」の内容のようなものでしょうか。
取り扱っている商品の魅力を的確に、わかりやすく伝えることが「付加価値」をつける大きな要因になります。
といっても、商品にキャッチフレーズなどをつけることが苦手な人もいるかもしれません。
そこで商品に付加価値をつけるためのポイントや具体例をいくつか挙げますので、できそうなものから試してみましょう。
産直、名産地など付け加える
先ほど野菜のところで説明したものですね。
生産地などを書き加えることで、有名な生産地のイメージを思い浮かばせるための手法です。
食品で言えば「北海道バター」「 魚沼産のコシヒカリ」などがわかりやすいでしょうか。
服のダウンなどで言うなら「 良質で有名なポーランド産のホワイトグースを使用」などで、良質感をアピールすることもできます。
安全性やエコをアピール
これも食品の部分で説明したものです。
健康志向の人や、アレルギーを気にする人などは安全性やエコなどの文言を非常に気にします。
食品で言えば「無農薬」や「オーガニック」、「無添加」などのワード、その他の商品で言えば「抗菌」「除菌」「無臭化」「オーガニック素材」などが該当すると思います。
限定商品、ヴィンテージ
仕入れが非常に困難な場合が多いのですが、「限定商品」「ヴィンテージ」などが売りとなるものがある場合は、それが強力な訴求となります。
「貴重な〇〇年製」 「限定〇〇枚」「絶版」などは刺さるアピールになるでしょう。
有名人や専門性を出す
「有名人」や「科学的根拠」を紹介をすることで、 その商品の付加価値を上げることができます。
「あの〇〇さんも使っている」「〇〇大学で検証結果が認められた」などは、商品の曖昧性を少しでも和らげるために使うことができます。
ただし、著作権が絡んでくる場合があるので、人の名前や写真に関しては注意が必要です。
価格訴求
最もオーソドックスで、かつ訴求力が高いのが価格訴求です。
人間どうしても「激安」「格安」という言葉に弱いものです。
もちろん私も弱いです(笑)
ただし、価格に関しては仕入れの値段状況や、売上などにも関わってくるため、必ずしもネットショップのプラスにはならない場合もあります。
また、「安かろう悪かろう」というイメージを持つ人もいるので、安易に価格訴求をしてもうまくいかない事も。
訴求として強力な分、慎重になるべき商品価値のつけ方ともいえます。
商品に付加価値をつける事に迷ったら
いかがでしょうか。
商品に付加価値をつけられるようになると、商品が目に止まりやすくなります。
他にも、思わぬアプローチで商品をアピールしたりと、様々な付加価値のつけ方があります。
もし、商品のキャッチフレーズで悩んでいたり、お客様への伝え方などが苦手だったり、とにかくよくわからない、などございましたら、ユナイテッドエッジにご相談ください(^^)
きっとお力になれると思います!